こんにちは、小野寺徹です。
勇気を出して海外メーカーにメールを送った。でも、3日たっても、1週間たっても返信がない——。
ここで多くの方が「やっぱり個人は相手にされないんだ」と結論を出して、手を止めてしまいます。もったいない話です。返信が来ないのは、海外交渉では「普通のこと」であり、原因の多くはあなたの価値とは無関係だからです。
この記事では、返信が来ないときに見直す3点と、追いかけ方の作法をお伝えします。
前提: 返信が来ない理由の大半は「こちらから見えない事情」
まず知っておいてほしいのは、無返信の理由には次のようなものがあるということです。
- 担当者が休暇中・退職した・忙しい
- 窓口メールが大量の売り込みに埋もれている
- 社内で「日本展開をどうするか」の検討に時間がかかっている
- 単純に見落とされた
どれも、あなたの提案の価値とは関係ありません。だから1通の無返信で「脈なし」と判断するのは早すぎます。かといって、同じメールを連投すれば嫌われます。見直すべき点を順番に確認しましょう。
見直し1: 送り先は正しかったか
一番多い原因がこれです。
- info@ 宛てだけに送っていないか: 一般問い合わせ窓口は、担当部署に転送されないことがよくあります。公式サイトで営業・パートナーシップ・海外展開の窓口(Sales / Partnership / Distributor の表記)を探し直します
- 問い合わせフォームとメールの両方があるか: 片方しか使っていなければ、もう片方も試します
- 担当者名が分かるか: 会社のSNS(LinkedInなど)で海外営業の担当者が見つかることもあります
送り先を変えるだけで返信が来る、というのは本当によくあります。
見直し2: メールが「読まれる形」だったか
送り先が正しくても、メール自体に原因がある場合があります。チェックは3つ。
- 件名だけで提案の中身が分かるか(「Hello」では開かれません)
- 最初の3行に相手のメリットがあるか(自己紹介から始まる長文は読まれません)
- 質問がひとつに絞れているか(価格・数量・独占権を一度に聞いていないか)
このあたりの組み立ては海外メーカーへの最初のメール — 返信されるメールに共通する5つの要素で詳しく解説しています。当てはまる場合は、文面を直してから次の見直し3に進んでください。
見直し3: フォローアップ(追いかけ)をしたか
良いメールでも、1通で返信が来るとは限りません。フォローアップまでが初回アプローチです。
作法は次のとおりです。
- タイミング: 初回から3〜5営業日あけて1通。それでも無返信なら、さらに1週間ほどあけてもう1通。合計2回まで
- 内容: 「ご確認いただけましたか」だけの催促にしない。「日本市場向けの補足情報があります」など、新しい情報をひとつ添えて送る理由を作る
- トーン: 責めない・急かさない。「タイミングが合わないようでしたら、またの機会に」と引き際も示す
2回追いかけて返信がなければ、そのメーカーはいったん寝かせて次へ行きます。数ヶ月後に状況が変わって返信が来ることも珍しくありません。
いちばん大事な対策: 並行アプローチ
ここまでの3点より効くのが、そもそも1社に賭けないことです。
候補を常に複数持ち、5社、10社と並行してアプローチする。1社の無返信が「全体の進捗の停止」にならない状態を作れば、心も折れません。返信率は「文面の質 × 送った数」で決まります。リサーチで候補を増やし続けることが、実は最強のフォローアップ対策です(探し方は海外クラファンサイトの歩き方へ)。
まとめ
- 無返信は海外交渉の「普通」。1通で脈なしと判断しない
- 見直す順番は ①送り先 ②文面 ③フォローアップ。追いかけは新情報を添えて2回まで
- 根本対策は複数社への並行アプローチ。1社に心を賭けない
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※成果を保証するものではありません。取り組み方や環境により結果には個人差があります。